多重遺言

2011-03-01 22:42:42


先日、「遺言」に関する最高裁の判例がでました。

遺言で、「全財産を長男に相続させる」と記載していて、
その長男が遺言を書いた親より先に亡くなってしまった場合、
その長男の子が遺言によりその権利(遺言による財産の取得)を承継できるか?

いわゆる遺言の「代襲相続」が認められるか?

が争点でした。

通常の相続では、民法により、相続人である子が親より先に死亡した場合、孫が、相続権を取得すること(代襲相続)になっています。

この趣旨から考えると遺言でも代襲相続が認められそうですが、
遺言は、その意思内容の明確性が求められるものです。なるべく遺言の記載内容に忠実に従うことが求められます。

最高裁の判決は、「代襲相続は認めない」でした。
「名宛人が先に死亡した場合、その子に遺産相続させるとの意思が遺言者にあったとの特段の事情がない限り、遺言の効力は生じないと解するのが相当」との結論でした。

特段の事情(長男が先に死亡したなら、長男の子に相続させるとの内容がその遺言書から判断できるような記載)がない限り、認めない、ということです。


遺言で承継する予定の人が遺言を書いた人より先に死亡した場合、その遺言は無効になります!

このことは、従来から下級審判決も出ており、学説上も、有力な説であったため、
遺言実務でも、遺言の「代襲相続」は認められない前提で捉えており、
私もセミナーなどで、遺言書を書く際の注意点として、お話をさせて頂いております。

この場合、

「遺言者に先立って、長男 △△△△ が死亡(同時死亡を含む)したときは、私の有する一切の財産を、長男△△△△の長男である ☆☆☆☆ に相続させる。」

の文言を記載することをおすすめしております。

俗に「多重遺言」なんて言ったりします。

遺言書を書く際の、留意点の一つです。。。



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どこに行くのだろう

2011-02-06 13:11:39



日曜相談中の吹田市司法書士石井満です。

小学生のころ、
夜、布団に着いたときに、ふと、

「死んだらどこに行くんだろう・・・」

と頭に浮かんで眠れなくなったことがあります。
これが結構、頻繁にありました。

「死の恐怖」

これは、単に死ぬ時に「痛そう」とか「苦しそう」

とかだけではなくて、

「死んだ人ってどこに行くんだろう」

例えば人って触れ合うと「ぬくもり」があるけど、

「このぬくもりはどこに行くんだろう」
「怒ったり、泣いたり、笑ったり、この感情はどこに行くんだろう」
「こんなこと考えている僕自体どこに行くんだろう」

てな感じで考え出して眠れなく、冷や汗が出てきて、怖くなってきて

「あかん、考えんとこう、寝よう」

と思ったりして。

こんな話をすると、たいてい「そんなこと考えたことない」

と笑われたりもします。

私も、あまりにも重たくて気恥ずかしい感じにもなったり

現在も、たまに思うのですが、子どもの頃よりは、かなり鈍感にやり過ごす
感じになっているかもしれません。

凄い大自然の景色なんかを見たときに、「自分がこの大自然の一部、一員的な感覚心境になれたら、少し楽になるのかな」と思ったことはあったような。

いつかこの謎を解けたらなあ、とも思ったり。

その鍵は、「大自然」「宗教」「哲学」「人とのつながり」「自分の中」

どこかにあるのかもですね。。。



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あうんの呼吸

2011-02-05 19:36:44

「あうんの呼吸」

この言葉、良くも悪くも日本社会では、昔からいろんなところに根付いていますね。

夫婦の間で、
友達とのやりとりで、
会社で共に仕事を進めるにあたり、
取引先との関係で、
政治の場面で、

それまでの経緯や、準備、打合せがあって、
その場での状況を感じ取り、
お互い察し合い、空気を共有し合い、
協力しあったり、落としどころを見つけたり、
絶妙なバランスを探ったり、

成熟した大人のイメージでもあります。

スポーツの場面でもありますね。

特に相撲の取組みの始まりなんか、
「あうんの呼吸」そのもののように見えます。

スポーツでは普通、短距離走なら「よーいどん」、ボクシングならゴングの「かあん」
サッカーなら「キックオフ」
でスタート!しますね。

合図がはっきりとしてます。

でも相撲の取り組みの開始の合図の「はっきょ~い」

あれは行事さんに任されていますが、その言うタイミングは、
「はっきょ~い」で始まるというより、二人の力士の間合いが合うタイミングで、空気に
合わせて言っているように思います。
まさに力士と行事さんの「あうんの呼吸」により始まっているような。。。

日本伝統の

「あうんの呼吸」

確か、お寺の門の立っている二人のお仁王さんの口が「あ」と「うん」でしたね。
「和」を重んじる文化の中で、「言わなくても心が通じ合う」という美徳にもなりますが、
一歩間違うと、「なあなあの馴れ合い」や「談合」「グレーゾーン」的にもなるのかもしれません。

良くも悪くも日本社会に根付いていた
この「あうんの呼吸」

最近だんだん時代に合わなくなってきたのでしょうか?

「言わなくても想いを酌む」「絶妙なバランス感覚」より
「はっきり言いましょう」「白なのか黒なのか」

が時代の流れなのかな?

昨今の様々な出来事や時代の流れを見ていると、

「あうんの呼吸」という言葉、
何年か先には「死語」になっているような気がします。

考えすぎかもしれませんが。。。

しかし・・
「あうん」で勝ったり負けたりなら、まだ日本的やなあ、とも思えるのですが、
それを「メールでやりとりしてた」なんて、
やっぱセンスがなさすぎですね。。。


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フェイスブック

2011-02-03 20:19:22



大阪府吹田市の司法書士石井満です。

フェイスブック! 話題ですね~
映画もやってるからですね。
チュニジアやエジプトの民主化に大きな影響を与えてるとか。

確かに、こんな私でも、フェイスブックの世界では、世界が本当に身近です。

日本では、ミクシィの方が圧倒的に多いようですが、こちらは匿名で行われるのが基本となっていますね。

フェイスブックは基本、実名でなされます。

日本社会には、実名よりも匿名の方が、合っているとか。。。

外国人は、社交パーティーを開くように、他人とどんどん交流していくことが目的で
SNSを利用するので、実名でどんどん個人の情報を流していって新たな交流を広げていくことに抵抗がないようです。

日本はSNSの世界でも、村社会を形成したがるというか、ある目的や嗜好の集まりのグループを形成しあう、そこに居場所を作って、その世界の交流を求める傾向があるようで、

だからこそ、実名のフェイスブックより、匿名が多いミクシィが好まれるとか。。。

私は今、個人的に、実名のフェイスブックが気に入っています。
やはり、バーチャルの中にもリアリティを実感できないと面白くないように感じています。

ところで、これらSNSを利用していた人やブログの主が亡くなった場合、このSNSやブログに書かれた記事っていつまで残るんでしょうか?

ひょっとしたら、半永久的に残るのかもしれませんね。

「SNSの日記」や「ブログのコメント」、「ツイッターのつぶやき」がその人が遺した「最後の言葉」ということもめずらしくなくなってくるんでしょうね。

その意味で、それらの記録は、公開された「心の遺言」(法的には遺言にはなりませんが)の一部となるケースも増えてくるんでしょうね。。。

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遺言をめぐるギャップ

2011-02-02 23:28:04



大阪相続・遺言サポートネットの司法書士石井満です。


遺す側と遺される側

遺言書の作成の際、どうしても埋まらないそれぞれの立場での心理のギャップを
感じることがあります。

客観的に、
遺言書を作成する際には、「明確に!」記載することが重要です。
遺言を執行する際、相続人を中心とした利害関係人にとって、誰が見ても明らかに
明確に判断できるような記載をしておくことが、何よりも大切ですし、
曖昧な表現を遺しておくと、遺言書が、かえってトラブル紛争の種にもなってしまうこともあります。

だからこそ、私たちもそのようなお話をいつもさせて頂きます。
「なるべく明確に、はっきりと・・・」

しかしながら、遺す側にとっては、本音として、はっきりと明確にするのではなく、
なるべく、曖昧さ、柔軟さを残しておきたい、という心理を持つことが多いです。

理由として、
財産はこれからも常に動いていくもの、そして人の気持ちも常に変わっていくもの
今、明確にして縛りをつけたくない、というのが「遺す側」の本音になることが多いです。

曖昧にしておくことが、息子や娘たちへの配慮であり、気遣いであり、親の立場を保つことでもあり、、、

当然そう考えるのでは、と思います。

財産も、生活状況も、人生設計も、人の心も、常に変化していくもの、

やはり、遺言書も、定期的に見直していく、書き換えていくことを前提に、
その時の、ベストを記載していく、
これが大切だと思います。

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