相続の落し穴

2011-03-10 18:44:18



大阪相続・遺言サポートネットの石井満です。


先日、

「うちは子供がいないから、財産分けでモメることもないわ」

なんてことをお聞きしました。
その方の知人の夫が亡くなった際に、子供どうしで相続トラブルになったそうで、
そのお話の中で出てきたセリフです。


確かに子供がいない場合、長年夫婦二人きりで苦楽を共にされてきたわけで、連れ合いが亡くなったら、共に築いた財産は、当然自分のものである、

と思うことは、ごく普通の感覚であると思います。

そして、そう誤解されている、思い込んでいる方が、結構多くおられるように思います。

しかしながら・・・、

それは、大きな、大きな間違いなのです。。。
子供がいないご夫婦の場合こそ、相続で大きな落し穴にはまる可能性があります。

子供がいない夫婦で、夫が先に亡くなった場合、その財産は、

夫の親がご健在ならば、→ 妻と夫の親
そうでなければ、   → 妻と夫の兄弟

が相続人になります。

もし、夫の兄弟で、夫より先に亡くなっている方がいれば、その兄弟の子供が相続人になります。

例えば、二人で過ごしてきた自宅不動産が夫の名義である場合、当然これからも生活していくであろう自宅の名義を妻にするには、夫の兄弟や兄弟が亡くなってたら甥や姪の承諾を得る必要があるのです。

夫の兄弟全員に「実印」と「印鑑証明書」を気軽に頼むことはできますか?
もしかしたら、しばらく音信不通の方がいたりしませんか?
例えば、夫の兄弟で亡くなっている方がおられて、その方が生前に離婚経験があり、その子供は別れた妻が引き取ったらしい・・・、
なんてことがあったりすると、どうでしょう?

兄弟のうち一人でも承諾してくれなかったり、行方が分からなかったりすると、
不動産の名義を妻の単独名義にすることは不可能です。

名義変更できなければ、その不動産を自由に売却することができなければ、リフォームのため土地を担保に銀行からまとまったお金を借りることも困難になります。

また、定期預金の解約も、妻ならば簡単にできるかと思えば、銀行の窓口で、

「解約払い戻しには、相続人全員の印鑑証明書と実印が必要です。」

と言われてしまいます。

そんなに簡単に夫の兄弟の印鑑証明書と実印って集めることができますか?


もし・・・、
夫が「遺言書」を遺していて、

「私の全財産は、妻△△に相続させる。」

この一文が入っているだけで、
こんな事態にはならないのです。
相続の、ほぼ全ての手続が、妻単独で可能になります。

また、兄弟には「遺留分」はありません。
遺留分とは、遺言書でも侵すことの出来ない相続人に認められた最低限の権利ですが、
これは兄弟には認められていません。

遺言書があれば、何の問題も心配もなく、
長年の連れ合いに財産を承継することができるのです。


準備一つで確実に防げる「相続の落とし穴」のお話です。。。



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